自己破産に対する誤解
借金に関するご相談をうけている際、自己破産に対する以下のようなご質問をいただくことがあります。
1 自己破産したことは戸籍に載るの?
戸籍上、自己破産をしたことが記載されることがありません。ただ、官報には公告されます。もっとも、日常生活を営む中で、官報を定期的に閲覧するということは少ないと思います。
2 自己破産をすると選挙権が剥奪されるの?
自己破産をしても選挙権が剥奪されることはありません。
3 自己破産をすると、警備員・保険外交員等の職業に就くことができないの?
破産開始決定を受けると警備員・保険外交員等の一定の業務を行うことができませんが、免責許可を受けると制限はなくなります。
等です。
なお、自己破産をすると、いわゆる「ブラックリスト」に登録されます。そうすると、しばらくの間、ローンの申込み等ができなくなります。また、お子様がいらっしゃる場合には、「たとえば、将来、お子様が独り暮らしをするために部屋を借りる際、保証人が必要になることがありますが、保証人になることができない可能性もあります。」というご説明をさせていただいております。